2024年12月6日金曜日

TLP-A400: 信頼性の高いUSBデジタルアイソレーションモジュール

TLP-A400: 信頼性の高いUSBデジタルアイソレーションモジュール


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TLP-A400取り扱い説明書

音響ノイズ問題を解決するシナリオ

工業用デバックを解決するシナリオ



TLP-A400は、USBホストとデバイス間に挿入することで、電気的に絶縁されたUSB通信を実現する最新のデジタルアイソレーションモジュールです。ホストおよびデバイス接続にはType-Cコネクタを採用し、信頼性と汎用性を両立。ノイズが多い環境や異なるグランドレベルが存在するシステム間で、安全かつ安定したデータ通信を可能にします。





製品概要(以降画像はイメージです)


TLP-A400は、電気的な絶縁が必要なシーンに最適なソリューションです。Type-C接続に対応したホスト側とデバイス側の両方で、ADUM3165とUCC12041チップによって絶縁が確保され、外部ノイズやグランドループによる影響を最小限に抑えます。デバイス側の接続はVBUS、GND、DP、DMのみに限定されており、シンプルかつ効率的な通信を実現します。


主な特長

完全なデジタルアイソレーション


ADUM3165とUCC12041の使用により、ホストとデバイス間で完全な電気的アイソレーションを提供します。これにより、通信エラーやノイズのリスクが軽減され、信頼性の高い通信が確保されます。


Type-C接続対応


ホストおよびデバイス側の両方にType-Cコネクタを搭載。USB-Cの利便性を活かし、複雑な配線が不要です。変換コネクタが豊富なUSB環境に対応し、柔軟な接続オプションを提供します。


多様な利用シーンで活躍


TLP-A400は、グランドレベルが異なるデバイス間での通信や、ノイズが多い工業環境、音響・映像機器のノイズ対策など、多様なシーンで活躍します。特に、精密な計測機器やセキュリティが求められる環境において、安全性と信頼性を確保します。


簡易な接続構成


デバイス側はVBUS、GND、DP、DMのみのシンプルな接続構成のため、煩雑な配線や設定が不要です。USB通信が求められる場面で、迅速に接続し、容易に利用可能です。


主要な使用例

工業用制御機器との接続


工場内の制御装置やモーターなど、高ノイズが発生しやすい環境で、TLP-A400は安全なUSB通信を可能にします。グランドループや過電流による障害を防ぎ、装置の安定稼働を支援します。


音響・映像システムのノイズ対策


グラウンドループによるノイズ問題を解決し、オーディオインターフェースや映像機器をクリアな音質と映像で使用可能にします。クリエイティブな作業環境でも安心して使用できます。


セキュリティが求められるデータ通信


高度なセキュリティが必要な環境でも、TLP-A400によりデータラインを保護し、安全な通信を実現します。アイソレーションにより不正な電流や外部からの干渉を防ぎます。


TLP-A400の導入メリット


TLP-A400を導入することで、USB通信の安全性を確保しつつ、さまざまなデバイスとの互換性も向上します。ホストデバイスとペリフェラルデバイスが異なるグランドレベルであっても安定した通信を実現し、システム全体のパフォーマンスを向上させます。さらに、精密機器などデリケートなデバイスにとっても、TLP-A400は理想的な保護ツールとなります。


まとめ

TLP-A400は、USB通信の安全性と信頼性を求める全てのプロフェッショナルにとって、必須のツールです。Type-C対応でシンプルかつ堅牢な設計が施されているため、様々な環境や用途に適応できる柔軟性を備えています。ノイズや過電流、グランドループなどの問題を効果的に解決し、重要なデータ通信を安心して行えるTLP-A400を、ぜひお試しください。

TLP-A400 取扱説明書

 TLP-A400 取扱説明書



製品の特長

TLP-A400は、USBホストとデバイス間の電気的アイソレーションを提供するType-Cコネクタを使用したデジタルアイソレーションモジュールです。ADUM3165とUCC12041を搭載し、外部ノイズやグランドループを効果的に防止します。デバイス側はVBUS、GND、DP、DMのみのシンプルな接続構成で、柔軟性と効率性を両立。工業用制御機器や音響・映像システムなど、多様な用途で安定した通信を実現します。TLP-A400は、USB通信の信頼性を高め、デバイスの保護とシステム全体の性能向上に貢献します。


この製品はRoHSに対応または準拠した部品のみで構成されています。

コネクター(Type-C)

裏面に幅5mmの溝がある方が下流側になります。以降この溝の事をKマークと称します。

Kマークをうつ伏せ状態で右に置いた場合、左のコネクタはホストへ接続します。右のコネクタはデバイスへ接続します。

デバイス側のVBUSはCCのネゴシエーションを無視して5Vが無条件で出力されます。VBUSへは10mA程度しか供給されませんので接続のシグナル等に使用し、電力供給用として使用しないでください。


注意

この製品には逆接保護、過電流、過電圧等の安全装置はついていませんので、接続には十分注意をしてください。

以上が本製品の取扱説明書となります。ご不明な点がございましたら、DMでお問い合わせください。

TANI-Labから出荷されている商品についての重要なお知らせが最初の投稿に記載されていますのでよく読んで理解してご利用ください。



TLP-A300 - コンパクトで高性能な低電圧用ノイズフィルタ

TLP-A300 - コンパクトで高性能な低電圧用ノイズフィルタ



突如消えたノイズの行方は如何に

直流電源のノイズフィルタです。電源から生成されるノイズや環境から受けるノイズを除去するのがこの製品の機能です。TLP-A300はシンプルな構造でコモンモード及びローパスフィルタ、フェライトビーズによりノイズを効率よく除去しています。
DCDCの出力に対しフィルタをかける例
DCDCの入力に対してフィルタをかける例
このフィルタは負側がその先の回路のGNDとなります。
ノイズの除去タイミングにより違った結果が出ると思います。実際に試してみて効果が高い方をご利用ください。これはDCDCコンバーターの特性によるものが多いです。
生産効率・費用対効率を優先したDCDCコンバーターの場合は出力側へ置かなければ、何をしても取れないノイズがDCDCコンバーターから出力される可能性が高くなる傾向にあります。対して生産効率・交換効率・回路の要点を考慮されたDCDCコンバーターを使用している場合は入力側へノイズフィルタを設置することでDCDCコンバーターの性能を予想以上に高める傾向があります。


この製品を使用した例
安定化電源のノイズ除去状態


某社AのDCDCコンバーターの出力をTLP-A300でノイズ除去

某社BのDCDCコンバーターの出力をTLP-A300でノイズ除去
このDCDCコンバーターはスケールを変えると4Vpp近くありました。





以降画像はイメージです。

TLP-A300は、USB機器の使用環境におけるノイズ問題を解決するために設計された高性能ノイズフィルタです。ノイズ除去のために選定した部品と緻密な設計により、TLP-A300はさまざまなUSB機器や電源ラインに発生する不要なノイズを効果的に抑制し、-27 dBという十分な減衰効果を提供します。

この製品には、コモンモードコイル、ローパスフィルタ、フェライトビーズの3つの要素が組み込まれており、幅広い周波数帯域でのノイズ対策に対応します。コモンモードコイルは特にコモンモードノイズの除去に効果を発揮し、ローパスフィルタとフェライトビーズは高周波成分のノイズをカットする役割を担います。これにより、USB機器の通信の安定性が向上し、誤動作や通信エラーのリスクを最小限に抑えることができます。



TLP-A300は、コンパクトな17mm x 49mm x 10mmのサイズで設計されており、限られたスペースにも容易に設置可能です。小型ながらも確実な接続が可能なように、上位と下位それぞれに2つずつの端子台を搭載し、機器への接続と設置が簡単かつ確実です。この仕様により、電源ラインのノイズ対策やUSB通信の安定化を図りたい方にとって、TLP-A300は最適な選択となるでしょう。



さらに、TLP-A300は絶対定格25V8Aの電圧と電流に対応しており、幅広いUSB機器や電源回路の要件に応える耐久性を備えています。USB周辺機器、デジタルデバイス、産業用電子機器など、様々な用途に適用可能です。


TLP-A300を導入することで、以下のようなメリットを享受できます。

  1. 通信の安定性向上:ノイズ抑制により、USB通信のデータ転送エラーや途切れが大幅に減少し、ストレスのない作業環境を実現します。
  2. 耐久性と安心感:高耐久設計により、長時間の使用でも安定した性能を維持。過酷な環境下でも安心して使用できます。
  3. 汎用性:USB接続機器だけでなく、DC電源ラインにも適用可能なため、多様な機器や環境に対応できる汎用性を持っています。

TLP-A300は、TANI-Labが培ってきたノイズ対策技術と、ユーザーの利便性を追求した設計が融合した製品です。USB機器のパフォーマンスを最大限に引き出し、安定した動作環境を提供するこのノイズフィルタをぜひご検討ください。


ノイズ問題にお悩みの方、USB機器のパフォーマンス向上を目指す方には、TLP-A300が強力な味方となります。


スイッチング電源+電子負荷の構成でテスト

スイッチングノイズ(電子負荷未接続)フィルタなし


20V/無負荷(ー31dB)

20V/0.5A(ー24.7dB)

20V/5A(ー17dB)

流す電流によってノイズが入っていますが、きっとスイッチング電源と電子負荷の関係かと思います。その波形がきれいに見えていることでTLP-A300の性能がお判りいただけるかと思います。


他、TANI-Labから出荷されている商品についての重要なお知らせが最初の投稿に記載されていますのでよく読んで理解してご利用ください。


TLP-A300 取扱説明書

 TLP-A300 取扱説明書


製品の特長

TLP-A300は、電源ラインや信号ラインに発生するノイズを効率的に除去するために設計された高性能ノイズフィルタです。独自の設計により、広範囲の周波数帯域にわたるノイズを低減し、機器の安定動作をサポートします。
本製品はわずか17mm x 49mm x 10mm(コネクタ突起部除く)のコンパクトなサイズで設計されています。このため、限られたスペースにも容易に設置可能で、さまざまな機器や環境でご使用いただけます。また、上下それぞれに2つずつ端子台を備えており、接続が簡単で信頼性の高い配線が可能です。
TLP-A300は、最大25V8Aの電圧と電流に対応しており、産業用機器から家庭用電子機器まで、幅広い用途にお使いいただけます。優れた部品を使用しているため、長期間にわたり安定した性能を発揮します。

この製品はRoHSに対応または準拠した部品のみで構成されています。

コネクター(端子台)

裏面に幅5mmの溝がある方が下流側になります。以降この溝の事をKマークと称します。

Kマークをうつ伏せ状態で右に置いた場合、左の端子台は奥側が+端子、手前側が-端子になり、電力の供給元へ接続します。右側の端子台は奥側が+端子、手前側が-端子になり、電力の消費側へ接続します。

端子台はWurth Elektronik社製、691137710002を使用しています。適切な締め付け圧等は該当製品のデータシートを参照してください。


注意

この製品には逆接保護、過電流、過電圧等の安全装置はついていませんので、接続には十分注意をしてください。

以上が本製品の取扱説明書となります。ご不明な点がございましたら、DMでお問い合わせください。

TANI-Labから出荷されている商品についての重要なお知らせが最初の投稿に記載されていますのでよく読んで理解してご利用ください。




TLP-A400: 信頼性の高いUSBデジタルアイソレーションモジュール

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